「世を挙げて」とは、多くの人が力を合わせて行うさまを表す慣用句

「世を挙げて」とは、多くの人が力を合わせて行うさまを表す慣用句です。具体的には、以下のような意味合いがあります。

  • 全国民が協力して行う
  • 国全体が一致団結して行う
  • 全力を挙げて行う
  • 一大事業を成し遂げる

「世を挙げて」の由来

この慣用句の由来は、江戸時代の武士の言葉に由来すると言われています。

江戸時代においては、将軍を中心とした幕府が政治を主導していました。そのため、幕府が行う事業は、全国の武士や庶民が協力して行う必要がありました。

これが転じて、「世を挙げて」という慣用句が使われるようになりました。

「世を挙げて」の使い方

「世を挙げて」は、以下のような場面で使われます。

  • 国家的な事業やイベントが行われる時
  • 国民全体が協力して困難を乗り越える時
  • 大きな目標を達成しようとする時

例文

  • 日本は、世を挙げて東京オリンピックを成功させた。
  • 国民は、世を挙げて新型コロナウイルス感染症と戦っている。
  • 彼は、世を挙げて会社を改革しようと試みた。

「世を挙げて」の類義語

「世を挙げて」の類義語には、以下のようなものがあります。

  • 全国一斉に
  • 一致団結して
  • 総力を挙げて
  • 力を合わせて
  • 一丸となって

「世を挙げて」の英語表現

「世を挙げて」にぴったりの英語表現は、"as a whole nation"または"with the whole country behind them"です。

これらの表現は、全国民が協力して行うさまを非常によく表しています。

その他にも、以下のような表現が使えます。

  • "on a national scale"
  • "with national support"
  • "with the backing of the entire country"
  • "with the whole nation united"
  • "with everyone pulling together"

まとめ

「世を挙げて」は、多くの人が力を合わせて行うさまを表す慣用句です。

この慣用句を使う際には、その言葉に込められた協力や団結の精神を忘れずに使うようにしましょう。

参考URL:
世を挙げて(よをあげて)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書