一衣帯水

【漢字】一衣帯水
【読み】いちいたいすい
【意味】帯のように細く長い川。川と川の隔たりが接近していることから、お互いの関係が深い仲をいう。
【例文1】一衣帯水の隣国と話し合いをして平和を願う。
【例文2】一衣帯水、助け合う。
【例文3】50年連れ添った一衣帯水の仲。

 

一衣帯水をテーマにした記事

一衣帯水の国とどう向き合うか

先日「車いすの物理学者」として知られるイギリスのスティーブン・ホーキング博士が「人類に残された未来は100年」という見通しを立てたことが話題となりました。
緊迫する国際情勢を鑑みての発言ということですが、その中心にあるのはアメリカと北朝鮮です。
北朝鮮は諸外国からの圧力にも屈せず、核開発を続けたことで事実上の核保有国となりました。
自国の経済発展よりも軍事による核開発を優先させた背景には、核を持つことで国際的な発言力が高まることを知っていたからだと思います。
事実、核開発に成功した北朝鮮をアメリカは無視できなくなりました。
極めて物騒なやり方ですが、国際的な影響力を高めていくうえで核開発は有効な手段であると知らしめてしまった格好です。
北朝鮮が核を持っているとなれば日本海を隔てて一衣帯水の日本も、これまで通り安心してはいられません。
唯一の被爆国として核を持っている隣国とどのように向き合うべきか、今一度考えるべきです。
オバマ政権時代の核兵器廃絶の流れが嘘のように、核兵器を持った者同士がにらみ合いを続けています。
科学で発展してきた人類にもかかわらず、科学者が警鐘を鳴らしても世界の流れは止めることができないのかと、むなしさを覚えることがあります。

 

「一衣帯水」

とても細くて長い一本の帯が、どこまでも続く谷間の様な隔たりとなっている状態を「一衣帯水」と言い、主に両サイドは断崖や海峡を指します。そこから距離は近いが隔たりがある関係が一衣帯水と呼ばれる事となります。どんなに身近にいようと心に距離が生じれば良好な関係は築けませんし、近いからこそ上手く行かない事も往々にしてあるのです。それは長年連れ添った夫婦でも何かの弾みで夫婦仲に歪が起きると、修復に時間が掛かってしまい、一歩間違えばそのまま終わってしまう事になりかねません。その緊迫した距離感に端から見ればさっさと仲直りすれば良いのにと思われても、当事者にはそれ相応の考えがありますから一筋縄では行きません。近ければどうしても相手の粗が見えてしまいますから、それに不満が募ればどんどん関係がギクシャクしても致し方ない所です。出来た距離はほんの数ミリであっても、どこまでも平行線であるのでそこがくっ付く事はなく、残念ながら第三者に打開する術はないと思います。下手に首を突っ込んで余計に悪化させれば、益々双方の距離は離れる一方だからです。それなら周りは見守る事に終止して決して触らないのが得策だと思います。状況は一見そのままに見えますが、時を掛けて自然の成り行きに委ねる事が上手く納まる可能性もあるからです。