「尻尾を出す」と は、日本語の慣用句で、隠していたことやごまかしが露見する、ぼろを出すという意味を持ちます。
由来
化けた狐や狸が尻尾を出して正体が見破られることから、「尻尾を出す」という慣用句が生まれたと考えられています。
使い方
この慣用句は、主に以下の様な状況で使われます。
- 隠していたことやごまかしが露見する
- ぼろを出す
- 本性が出る
例
- 彼は、いつも嘘ばかりついていたが、ついに尻尾を出してクビになった。(He always lied, but he finally got fired after he was caught.)
- 会社は、不正会計が発覚し、尻尾を出した。(The company was caught in a financial scandal and was exposed.)
- 彼女は、本当は性格が悪いことを隠していたが、徐々に尻尾が出てきた。(She pretended to be nice, but her true nature came out little by little.)
注意点
「尻尾を出す」は、皮肉や嫌味を込めて使われる場合もあるため、使う際には注意が必要です。相手を傷つけないように、状況をよく考えて使うことが大切です。
その他
「尻尾を出す」は、日本語以外にも様々な言語で類義の表現があります。
- 英語: show one's true colors
- フランス語: montrer son vrai visage
- 中国語: 露出马脚 (lùchū mǎjiǎo)