急がば回れ

【漢字】急がば回れ
【読み】いそがばまわれ
【意味】急ぐために慣れない近道をすると迷って結局は時間がかかる。それよりも本来の道を安全に通る方が早いものである。
【例文1】急がば回れだ。書き間違いがないように下書きをする。
【例文2】急がば回れで受験会場の下見に行く。
【例文3】急がば回れで旅行の計画の段取りを組む。

急がば回れをテーマにした記事

急がば回れ 回ったのは琵琶湖

私が社会人一年生だった時の上司に言われた言葉を今でも忘れません。初めて配属になったセクションの課長が、私に「仕事は急がば回れだ」という話をしてくれたのです。 
課長はこんな内容の話をしました。
「仕事を急いでしようとして、いきなり初めてしまうとかえって効率が悪くなることがある。それよりも、仕事を始める前に段取りを考え、必要な準備をしてから始めたほうが、結果、短時間で精度の高い仕事ができるものだ」
この言葉は、私は生き方のテクニックだと解釈しています。
ところで、よく使われるこの言葉、実は「回ったのは琵琶湖」ということは、あまり知られていないでしょう。
もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」という歌に由来しています。「矢橋の船」というのは、東海道草津宿と大津宿の間を渡る船のこと。草津と言っても群馬の温泉町ではありません。現在の滋賀県草津市のことです。
草津の矢橋港から大津市の石場港を結ぶ船に乗った方が、陸路を取るよりも距離的には近いけれど、回り道にはなっても陸路を選んだ方がいいという意味の歌です。
というのも、琵琶湖には比叡おろしという強風が吹くため、船が転覆することが多かったからだと言います。
それは確かに、命がけで水路を取るより、時間はかかっても陸路から行った方が賢明でしょう。
ふだん何気なく使っている言葉には、意外な語源があるものですね。

急がば回れで時間を贅沢に使ってみる

急がば回れ、急いでいる時こそゆっくりと慎重に物事を考えた方が良いということわざです。これが出来そうで中々出来ないことです。急いでいる時は自分のことしか見えなくなっています。自分をどんな時でも客観的に見ることが必要になります。
女性は特にいろんなことを並行して行うことが得意な脳をしていると思います。家事、子育て、仕事なども一日のうち並行してやっていると思います。時間の過ごし方が上手というか洗濯しながらご飯の支度してとか、洗濯物を畳みながらテレビを見るといった感じです。自分もそうですが母親が特にそうでした。何をしていても必ず手を動かしていました。手を動かして何かしていないと落ち着かないといった性分なのだと思います。
私も子育て中はとにかく時間を並行に使って色々と仕事をこなすことに専念していました。今子育てがひと段落して改めて時間の使い方を考えたことがあります。子育て中の癖で今もとにかくいろんなことを急いでやる癖が抜けません。そう言う時こそ急がば回れだなと思いました。急いぎたい時こそ逆に時間をゆっくり使ってみよう。料理なら料理することだけに時間を使います。本を読むなら本を読む事だけに時間を使うのです。それだけのことなんですけれどすごく気持ちのゆとりが出来るような気がしました。