「奈落の底」とは、一度落ちたら二度と浮かび上がることのできない所のこと。
読み方: ならくのそこ
意味:
- 仏教で、地獄の底。
- 一度落ちたら二度と浮かび上がることのできない所。
- 物事の、落ちていった最後・最終の所。
- 劇場で、舞台や花道の下にある地下室。
由来:
- 仏教の経典から。
- サンスクリット語の「naraka」が語源。
- 地獄は、罪を犯した者が死後に送られる苦しみの世界と考えられている。
使い方:
- 非常に深い場所や暗い場所を形容する際に使う。
- 非常に苦しい状況や絶望的な状況を形容する際に使う。
- 物事の究極的な状態を形容する際に使う。
例文:
- 彼は、奈落の底に突き落とされたような絶望感を感じた。
- 彼女は、奈落の底から這い上がるような強い意志を持っていた。
- 会社は、経営不振で奈落の底に沈んでしまった。
類義語:
- 地獄
- 深淵
- 暗黒
- 絶望
- どん底
対義語:
- 天国
- 光明
- 希望
- 幸福
- 頂点
参考URL:
奈落の底(ならくのそこ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
補足:
- 「奈落の底」は、仏教的な意味合いだけでなく、文学や芸術作品などでも様々な表現で使われています。
- 人間の心の奥底や、未知の世界を表す比喩としても使われます。
例文:
- 人間は、奈落の底に潜む悪意を持ち合わせている。
- 宇宙は、奈落の底のような深遠な謎に包まれている。
- 彼女の目は、奈落の底のような暗闇を宿していた。
注意:
- 「奈落の底」は、ネガティブな意味合いを持つ言葉です。
- 使用する際には、文脈に注意する必要があります。
例文:
- 彼は、奈落の底のような苦しみを味わったが、決して希望を捨てなかった。
- 彼女は、奈落の底から這い上がるように、努力を重ねて成功を掴み取った。
- 彼らは、奈落の底のような状況でも、互いに支え合いながら乗り越えていった。