弓折れ矢尽きる

【漢字】弓折れ矢尽きる
【読み】ゆみおれやつきる
【意味】散々に負けて力尽きる様子。負けが確定したような時に使う。
【例文1】20点も差が付き弓折れ矢尽きる。
【例文2】退場者が出て弓折れ矢尽きる。
【例文3】残り時間がない。弓折れ矢尽きる。

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弓折れ矢尽きても敗北は敗北として受け入れる

弓折れ矢尽きるを言葉の通りに受け取れば、戦闘中に矢が尽きてしまったり弓をおってしまうという失態によって敗戦が確定した状況ということです。
矢は戦闘前に十分な数を用意しておくべきものなので、明らかに準備不足と言えるでしょう。
弓が技量によるものか耐久によるものかは知れませんが、戦闘中に命綱である武器を壊してしまうなどとんでもない失態です。
などと言えるのは実際に戦闘に参加していない無責任な第三者の戯言、自分の将来や組織の趨勢をかけた戦闘で手を抜くような人はいません。
後から詳しくに検分してみれば、失策や失態など敗北の原因はいくらでも探すことが出来るかもしれません。
しかし待ったなしの状況で全てにおいて万全を期するのは事実上不可能です。
世の中は自分の都合だけで動いてくれるほど甘くなく、逆に都合が悪いときを狙って攻めてくるものです。
勝負は時の運、勝敗は世の常と考えれば、全ての戦いにおいて必勝することなど夢物語といえるでしょう。
一度や二度の敗北で意気消沈してしまい無為に時を過ごすなど愚か者のすることです。
捲土重来、臥薪嘗胆の言葉のごとく、敗北を糧として力を蓄え再起を図ってこそ道は開けます。
敗北は敗北として受け入れ、次の勝負で勝つ算段を整えるほうが精神的にも健全です。