「百害あって一利なし」とは、日本語のことわざで、ある行為や事柄のデメリットが非常に多く、メリットが全くないことを意味します。
意味
このことわざは、どんなに小さな利益があったとしても、それ以上のデメリットがある場合は、その行為や事柄は避けるべきであるという教訓を表しています。
使い方
このことわざは、以下のような場面で使われます。
- 何かをしようとしている人に対して、その行為の危険性を警告する場合
- 倫理的に問題のある行為をしている人に対して、その行為を止めるように諭す場合
例文
- 喫煙は「百害あって一利なし」なので、絶対にやめた方がいい。
- あの投資話は「百害あって一利なし」だから、絶対に手を出さない方がいい。
- 暴力は「百害あって一利なし」なので、どんな理由があっても許されるものではない。
類義語
- 利にさかしく損に鈍い(りにさかしくとんににぶい)
- 得るものより失うものが多い(えるものよりうしなうものがおおい)
- 割に合わない(わりにあわない)
- 損をする(そんをする)
対義語
- 一石二鳥(いっせきにちょう)
- 双方良し(そうほうよし)
- 一利一害(いちりいちがい)
- メリットデメリット(merittoデメリット)
まとめ
「百害あって一利なし」という言葉は、物事には必ず表裏があるということを意味する日本語のことわざです。
この言葉は、私たちに行動する前に、その行為のメリットとデメリットを慎重に判断することの大切さを教えてくれます。
また、倫理的な判断をする際にも、重要な指針となる言葉と言えるでしょう。