眉に唾を付ける

【漢字】眉に唾を付ける
【読み】まゆにつばをつける
【意味】騙されないように注意する。
【例文1】婚活サイトを眉に唾を付けながら閲覧する。
【例文2】眉に唾を付けてネットショッピングをする。
【例文3】詐欺に遭わないように眉に唾を付ける。

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眉に唾を付けるとどうしてキツネやタヌキに化かされないのか?

あやしげな話、疑わしい話に騙されないように用心することを「眉に唾を付ける」と言います。多くの場合「眉唾」という省略形で使われていますが、考えてみると大変に不思議な表現と言っていいでしょう。
どうして人の話に騙されないようにするために、眉に唾を付けるのか。調べてみても、「なるほど」と腑に落ちる答えがなかなか見つかりません。
「昔の人がキツネやタヌキに化かされないように眉に唾を付けた」というのが、どうやらこの言葉の由来のようですが、その理由がわからないのです。
落語を聞いていると、確かに昔の日本人は「タヌキやキツネは人を化かす」と考えていたようです。昔は暗い夜道などを歩いている時、不思議な現象、いわゆる怪奇現象に遭遇することが少なくなかったに違いありません。
それを、「タヌキやキツネに化かされた」と解釈したのではないでしょうか。
そこまでは、理解できます。しかし、眉に唾を付けると、なぜタヌキやキツネに化かされなくなるのかがわかりません。
「キツネは、人の眉毛の数を数えて化けるから、眉毛を唾で固めて数がわからないようにする」という説がありますが、この意味、わかりますか?
私にはわかりません。
「唾には魔を封じる霊力があると思われていた」という解釈の方が、私にはまだピンときます。