驕る平家は久しからず

【漢字】驕る平家は久しからず
【読み】おごるへいけはひさしからず
【意味】自分の地位や名誉を利用して、ごう慢に振る舞う者はやがて落ちぶれる。
【例文1】彼は驕る平家は久しからず、誰も寄り付かなくなった。
【例文2】驕る平家は久しからず会社が倒産する。
【例文3】驕る平家は久しからず客層が離れた。

驕る平家は久しからずをテーマにした記事

驕る平家は久しからずふるまう

驕る平家は久しからずとは地位や権力を利用して威張る者はその地位を長く保つことはできないという意味です。
地位や権力があることはとても羨ましいのですが、威張る態度はどうかと思いますね。
主人の塗装会社の社長さんは一代で築いてきた敏腕社長らしいです。利益重視でお客様の要望は二の次で気の強い顧客だと時々トラブルになることがあるそうです。営業こそ大事なのに・・雨が降ると待機することもしばしばで、生活が苦しい上、驕る平家は久しからず的な社長と反りが合わず、主人までもが転職を考えています。この2ヶ月ですでに3人が辞めてしまいました。仕事のことはわたしにはわかりませんが、お酒を飲むと社長の愚痴が出ます。主人が好きで入った塗装会社。我が家の実家の外壁も主人が休日返上で仕事してくれました。友人が店をオープンさせると聞いて外壁を買ってでた主人は塗装の仕事が大好きで誇りを持っています。社長のせいで仕事までもがおもしろくないと思い始めたら、精神的にダメージを受けると思います。私が後押ししたら、転職でも考えるのかしら。生活も大事だし、本当に悩んでいるみたいです。

「驕る平家は久しからずと言うし」「いや儲かってるなら奢れよ」

ちょっとした成功で臨時収入が入ったときの話ですが、儲かっているなら少しは奢れといわれたときの話です。
平家でも源氏でも何でもない一般市民な訳ですが、ばら撒けるほどの大金が入ってきた訳ではないので適当に断ろうとしたのです。
友人は、平家の驕るは権力を盾に好き勝手することで、自分はそこの居酒屋で何か食わせろと言っているのだと、あっさり論破されました。
結局最終的には、「ごちそうさまでした」という言葉を残して友人は意気揚々と去っていきました。
まあ人間は持ちつ持たれつ助け合って生きていくものなのですから、余裕があるならば一杯振舞うくらいは当たり前なのでしょう。
平家も驕り高ぶらずに、適当に富をばら撒いて味方をしっかり確保していれば滅ぶこともなかったはずです。
「驕る平家は久しからず」というより「奢らなかったので平家は滅びました」の方が納得できそうです。
平家物語の冒頭部分を高校生の古文で暗記させられた記憶がありますが、あちらは「おごれる人も久しからず」だったでしょうか。
諸行無常とか盛者必衰はまだしも娑羅双樹は何だったのか、既に忘却の彼方です。
多少軽くなった財布にぶら下がる鈴が、祇園精舎の鐘に比すると軽薄そうにしかし涼やかに鳴った気がしました。