火が消えたよう

【漢字】火が消えたよう
【読み】ひがきえたよう
【意味】急に寂しくなる。活気がなくなる様子。
【例文1】商店街が次々に閉店して火が消えたように静かになる。
【例文2】やんちゃ盛りの可愛い孫たちが帰って火が消えたような家になる。
【例文3】火が消えたような独身男の暮らしぶり。

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孫がいなくなって火が消えたように静かになる

火が消えたようとはさっきまで賑やかだったのに急に静まり返る様子を言います。
私には隣の県に嫁いだ娘がいます。1歳半の孫もいて娘夫妻がたまに遊びに来てくれるのをとても楽しみにしています。夫は無口だし、息子二人は学校から帰って来るとご飯以外は部屋から出てきません。そのためリビングではテレビの音だけが鳴り響いています。火が消えたような部屋でとてもつまらない毎日です。
中学校までは息子二人もリビングで会話は少なくとも一緒にテレビを見て笑っていたのに・・各部屋にテレビがほしいと懇願されてそれぞれの部屋に置いたのが間違いでした。
ですから、月末の金曜日の夜から娘と孫が泊まりに来てくれると覚えたての言葉を発する孫にどんなに癒されるか。この週だけは家族がリビングに集まり孫中心に過します。時にはぐずったり、泣きわめいたりうるさいけど、それもそれでかわいいです。孫が寝た後、娘と夜遅くまで語ります。日曜日は19時頃に婿さんが迎えに来るのでみんなで外食して帰って行きます。家に着くと火が消えたような部屋ですが、また月末を楽しみに明日からもがんばるぞと奮い立たせます。

転校生がいなくなって火が消えたように静かになってしまいました

私が小学三年生だった時の学校のクラスは、大人しい生徒の集まりでした。
私も含めて積極的に喋る生徒は一人もいなく、休み時間でもクラスは静まり返っていたのです。
そんなクラスに、一人の転校生がやってきました。
その転校生は、お父さんの仕事の都合で転校して来ました。
大人しい私たちに反して、この転校生はとにかくお喋りが好きだったのです。
クラスの誰彼構わず話しかけ、面白い話を次から次へとしてくれたのです。
そのおかげで静かだった私のクラスは、次第に笑いの絶えない楽しいクラスへと変わって行きました。
またこの転校生は喋るのが好きなだけでなく、勉強もスポーツも良く出来たのです。
それで私たちクラスの人間は、この転校生に勉強やスポーツを色々と教えてもらったのです。
転校生のおかげで皆勉強もスポーツも楽しくなり、私も学校に通うのが楽しくて仕方なくなりました。
そんな矢先、お父さんの仕事の都合で転校生がまた別の学校に転校する事になってしまったのです。
皆は驚き、私たちクラスメイトは別れを惜しみました。
それで私たちはお別れ会を催し、転校生と最後の交流を楽しんだのです。
転校生が去ってしばらくの間は、クラスメイトの間でお喋りをしていました。
ですがヒーロー的な転校生が去った事で火が消えたようになってしまい、次第に誰も喋らなくなり、また元のような静かなクラスに戻ってしまったのです。