口が滑る

【漢字】口が滑る
【読み】くちがすべる
【意味】喋らなくていい事まで他人に漏らす。
【例文1】うっかり口が滑る。
【例文2】口が滑って険悪なムードが漂う。
【例文3】酒に酔って口が滑る。

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口が滑ると大変なことになる

新卒で就職活動をしていた頃の話です。大学で就活面接用の自己PRを用意したり、各企業の研究などをしていました。面接の練習もしたりして、イメージトレーニングは完璧でした。
しかし、実際面接に進んだ時に、周りの就活生が自分よりもっと内容の濃い話や、説得力のある話をしていることに焦りを感じる場面が多々ありました。ただ、用意しておいた内容以外に発言する言葉が思い浮かばず、結局当たり障りのない話しかできずじまいでした。
でもある面接の時に、何を思ったのか用意している内容以外のことを発言したことがありました。不動産の企業の面接で、「なぜ不動産業界に興味を持ったのですか?」という類の質問があり、用意していたのは「幼少期から父と住宅展示場に行くことが大好きで、子ども頃から家を見ることが好きでした。今も住宅系のチラシを見るとワクワクするからです」というものでした。なのに「正直特に興味はありません」と口を滑らせてしまいました。周りの饒舌で臨機応変に対応できる就活生と自分を比較して自暴自棄になっていたのか、けだるそうにこう応えてしまいました。発言した後にはっと思い直しフォローするように言葉を付け加えましたが、時すでに遅しでもちろん選考にも落ちました。自業自得ですが、口を滑らせたことを今でも失敗談として忘れられないです。