糠喜び

【漢字】糠喜び
【読み】ぬかよろこび
【意味】喜んだのもつかの間、のちに当てが外れガッカリする様子。
【例文1】福引券が当たって喜んでいたら期限が切れてぬか喜びする。
【例文2】連休の計画を立てていたら、仕事が入り糠喜びだ。
【例文3】素敵な女性だと期待したが、既婚者で糠喜びする。

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 「糠喜び」させる宝くじ

一段と冷えが厳しくなってくる12月といえば、いろいろなイベントや行事が開催されたりしますよね。クリスマスをはじめ、大晦日や年末年越しライヴ等の多くのイベントが開催されます。その中で年末の恒例のイベントとして、宝くじの「年末ジャンボ宝くじ」が開催されています。一等賞金と前後賞合わせて10億円と高額で、宝くじに夢を抱き、当選を夢見て宝くじを購入する人も多いでしょう。

私自身も「年末ジャンボ宝くじ」を毎年購入し、宝くじに夢を乗せています。しかし、この年末の宝くじ「年末ジャンボ宝くじ」は私をよく糠喜びさせる悪い奴でもあります。私は当選番号を新聞で確認するタイプの人間であり、当選番号を確認する時によく番号を見間違い当選したと勘違いし、糠喜びすることが多くあり、後で再度確認すると間違いだったということが分り、がっかりしたりすることが多くあります。

ところで、この「糠喜び」という言葉は、玄米を精白する時に生じる「糠」から出来、その形状から近世頃から「細かい」「ちっぽけ」という意味で用いられ、さらに、「はかない」「頼りない」等の意味を持つようになり、一旦喜んだ後、実はあてはずれでがっかりするようなはかない喜びという意味となったそうです。

宝くじも儚いもので、実は購入してから当選を夢見て待つ当選番号発表までの期間が一番楽しいのかもしれませんね。