世間の口には戸は立てられない

【漢字】世間の口には戸は立てられない
【読み】せけんのくちにはとはたてられない
【意味】世間の噂は防ぎようがない。
【例文1】悪い噂ほど世間の口には戸は立てられない。
【例文2】ネットで拡散され世間の口には戸は立てられない。
【例文3】世間の口には戸は立てられないので言動は慎む。

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世間の口に戸は立てられないとは

世間の口に戸は立てられないとは、家の戸を閉めるように、人の口の戸を閉めることはできないという意味です。ここで言う、立てるとは戸などを閉めることを言います。つまり、世間の噂が広がっていくのは、どうにもしようがないと言うことです。
一つの噂話が出てくると、いくら否定をしたところで、それはあっという間に広がって行きます。むしろ、否定をした方が広がるのは早いかもしれません。このことわざは、噂話というのは、一度出てくるともう止めようがないので、そんな噂が出ないように、身辺に注意しましょうということなのです。
昔から言われていることですが、最近ではネットが発達しましたから、さらに早く広がるようになりました。政治の話から芸能界のゴシップまで、あっという間に広がります。たった1枚の写真から、今まで築きあげてきた全てが崩壊することすらあります。こんな時代ですから、自分の身辺には十分注意を払い、小さな噂も出ないようにしておかなくてはいけません。自分が、普通の人間だからという安心感は、今の時代には通用しません。どこで、写真を取られネットにアップされるかもしれないのです。その写真に有名人でも写り込んでいたら大変です。気を緩めることをせず、毅然と生活しましょう。