野次を飛ばす

【漢字】野次を飛ばす
【読み】やじをとばす
【意味】大声で人を非難する。
【例文1】試合に負けて野次を飛ばすなんてみっともない。
【例文2】サポーターが相手チームの選手に野次を飛ばす。
【例文3】政治家が野次を飛ばす。

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野次を飛ばすのはおやじ

相手の言動に対して、大声で文句を言ったり、非難している様子を「野次を飛ばす」といいます。
この野次という言葉は、野次馬の野次からきていると言われます。
また、この野次馬の語源は「親父馬」からきていて、親父馬(年を取った馬)はもう何も役に立たず若い馬の後ろをただついていくだけだったことから
何も役に立たない無責任な発言を大きな声でしている人に対して野次を飛ばしていると使うようになったという説もあります。
若い人の発言に対して何も役に立たない発言を大きな声で発している「おやじ」?

「まずは自分が子どもを産まないとだめだぞ!」
「がん患者は働かなければいい」
「早く結婚した方がいいんじゃないか」
国会では年を取ったおやじがセクハラ野次を繰り返しています。
「野次は議会の華だ」という考えもあるそうです。
でもそもそもは役に立たないおやじ馬が語源です。
何も役に立たない無責任なことを大きな声で発言するのが野次を飛ばすです。
なぜ、それが華になってしまうのでしょう。
人が聞いて不愉快になってしまう発言に華は決して生まれないと思います。
このように「野次を飛ばす」の意味を踏まえて国会の様子を見ていると
「年を取った馬」がいっぱい座っていませんか?

野次を飛ばす国会議員

よくテレビなどで国会中継が放送されていますが、我々一般人が気になるのは、国会議員の答弁よりも、国会議員の野次です。国会議員はなぜ野次を飛ばすのかを考えてみました。
まず私達が思う事は、「野次を飛ばしているあの時間も、国会議員達の給料が税金から支払われている」と言う事です。そんな無駄な時間を使うんだったら、しっかり話し合って有意義な時間を使ってくれって、誰もが思うはずです。
野次を飛ばす理由として、「国会議員達の作戦」があると思います。答弁中の議員に野次を飛ばす事で、議員の平常心を奪い失言などを引き出そうとしているのです。そうやって自分達を優位に立たせ様としているのです。自分の意見を言っている時に横から茶々を言われれば、良い気はしないです。特に国会議員は熱い気持ちを持って答弁しているので、余計失言し易くなるのかもしれません。
少し前に東京都議会で「セクハラ野次」が話題となり、毎日ニュースとなっていました。筆者は言って良い野次と、言ってはいけない野次があると考えています。セクハラ野次は誰がみてもNGです。公人として、人としてセクハラ野次は絶対にダメです。議員の方は税金を貰っている以上、答弁や野次には十分気をつけて議会を進めていって貰いたいです。