元のさやに収まる

【漢字】元のさやに収まる
【読み】もとのさやにおさまる
【意味】さやとは刃物をおさめる筒のことで、刀とさやがぴったり同じでないと収まらない。刀とさやを男女にたとえて、一度離れた男女が元の仲に戻った時に使う。
【例文1】あのカップルは何だかんだ言って元のさやに収まる。
【例文2】恋人と仲直りして元のさやに収まる。
【例文3】別れても仲良しだから元のさやに収まるだろう。

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二人の関係がまた戻った時

元のさやに収まるとはその名の通り刀をさやに収める事で、無事戦いが終わった、修羅場を乗り越えたなど意味が様々に捉えられ、現代では別れた男女が仲直りし再度付き合うことを指します。二人はハッピーエンドとして解釈されることが多く、安心度が高いときにも使用されやすいです。男女の間柄に使うことが多数ですが、ユーモア溢れた例として、友達同士のケンカ、兄弟同士のケンカなど、同性の間柄として使うことでも笑いを誘えます。
付き合った二人が何らかの理由でこじれ、一度は別れてしまったものの、また仲良くなる一連の手段を、勝負事が片付いた武士に見立てています。刀がさやに戻ると安心度が高まり、別れた男女がよりを戻すとまた愛が復活し安心度が高まるところもシンクロしています。元のさやに収まるという言葉も使い勝手が良く、慣れた人だと元サヤという四文字だけで表す略語としても使用します。元のさやに収まったからといってまた別れることも勿論あります。その二人の関係がまた戻った時に再度言葉として使われますが、その場合、皮肉の意味として捉えるのが一般的です。元のさやに収まるは肯定的な言葉で祝福を意味し、どちらかというと前向きな言葉です。