鹿を追う者は山を見ず

【漢字】鹿を追う者は山を見ず
【読み】しかをおうものはやまをみず
【意味】鹿を追う猟師は目の前の獲物しか見えないあまり山中で迷うことがある。一つのことに熱中すると周りが見えなくなり、危険が迫っても気づかないという戒め。
【例文1】歩きスマホは鹿を追う者は山を見ずで非常に危険だ。
【例文2】パチンコにつぎ込んで鹿を追う者は山を見ずだ。
【例文3】一度金を借りると鹿を追う者は山を見ず。

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鹿を逐う者は山を見ずとは

鹿を逐う者は山を見ずとは、一つのことに熱中すると、周囲のことが目に入らなくなるということです。また、利欲に惑わされて、物の道理を見失うことも言います。
この言葉が生まれたのは、鹿をとらえようと夢中で追いかけているうちに、山の中深くに入り込んでしまって迷ったということからです。
また、夢中になりすぎると時に廻りが見えなくなります。ギャンブルでもそうですしビジネスでもそうです。ビジネスの話では、目先の利益だけを上げるために顧客をないがしろにするような商売の仕方をすると、やがては信用を失ってしまいます。目先の利益はさておき、顧客から信用を得られるような商売をしていれば、それが積み重なって行きます。そのような企業の方が将来性があると言えます。
この言葉は相場の格言として良く使われます。相場の場合は、大きな流れをしっかり把握して取引を行わないと、大きな損失が出てしまう場合があります。自分の持っている銘柄だけを見て、慌てて売り買いをしてしまうと、数日後とんでもない値が付いてしまうことがあります。それは、相場の大きな流れを見ていれば解ることなのです。
つまり、株の銘柄は鹿で、相場全体が山ということなのです。
すぐそこだけを見ないで全体を見た方が良いのかもしれません。