親の心子知らず

【漢字】親の心子知らず
【読み】おやのこころこしらず
【意味】親が子に注ぐ愛情など知りもせず、自由気ままに振る舞う。自分も親になってみないと親の本当の気持ちはわからないもの。
【例文1】親の心配をよそに親の心子知らず。
【例文2】親の心子知らずとはまったくその通り。
【例文3】親になって親の心子知らずの真意がわかった。

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親の心子知らずは仕方がないこと

私が若い頃、両親から親の心子知らずと言われることがありました。
言われている立場の時は、いまいち心に響きませんでしたが、自分が親になり言う立場になってその言葉に意味を感じます。
子どもの頃は、親から注意や指摘をされると、嫌な気持ちしか感じず思春期の場合は、反感の気持ちになりがちです。
ただ、親の理想通りのことをやっている子どもは一般的にいなくて、親の言いなりの方が将来に不安を感じます。踏み外してはいけない道は、親の言う事を聞くべきだと思いますが、それ以外は親の心子知らずでも仕方がないと思っています。
自分の子とはいえ、考え方や価値観、夢などが違うので、親の理想を子に言う事は押し付けていることになると思います。
私の家でも、妻が高校生の娘に対して毎日のように、注意をしたり生活習慣の見直しをするように指摘したり、口喧嘩したりと大変賑やかですが、妻の理想が高過ぎると思っています。
私が娘と話をすると、将来についてしっかり考えていて、夢もありその夢を実現する為の計画も立てているなど、以外としっかりしていることにびっくりしました。
それを考えると、見た目が親の理想通りの行動をしていなかったとしても、見守るくらいの距離感が必要だと思いました。