鬼に金棒

【漢字】鬼に金棒
【読み】おににかなぼう
【意味】強いものがさらに強いものを得て最強になる。
【例文1】強豪校に国体選手が入部してきた。これで鬼に金棒だ。
【例文2】彼女は可愛くて博多弁が鬼に金棒だ。
【例文3】3高相手じゃ鬼に金棒だ。

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鬼に金棒、秋山幸二伝説

わたしは筋金入りの野球好きです。
家族も全員好きで、プロ野球では福岡ソフトバンクホークスのファンです。
ダイエーホークスが福岡に爆誕した頃からホークスを見てきましたが、まさかホークスがこんな常勝軍団になるとは思ってもみませんでした。
弱すぎて毎年最下位争いをしていたホークス。
あの王会長が生卵を投げつけられたことは今でも鮮明に記憶に残っています。
そして、わたしはとある情報を仕入れます。
「ホークスの選手や首脳陣の行きつけのお店が西新(福岡の地名です)にあるらしい。」
しかもスタッフを募集しているとのこと。
早速応募し、面接、即決で採用となり、翌日から入りました。
飲食店の接客はお手の物です!
ところが応募理由がヨコシマすぎるわたし。なかなかホークス関係の方と顔を合わせるチャンスが訪れません。
「昨日わたしちゃんがあがったあとでムネリンが来たとよー」
着替えて帰ろうとしているところに「王会長が今から来るげなけん個室ば抑えとってー!」
いつもこうです。でも残るわけにはいきません。シフト制ですし・・・
わたしが遅番の時に限って誰も来ないし・・・
しかし、そんなわたしに突然そんな機会が訪れたんです。
当時二軍監督をされていた秋山幸二さんじゃないですかー!
こんなに至近距離で秋山さんを見るのは初めてでしたが、とってもかっこいいし、身体もがっちりされてるんです!
わたしは秋山さんのお部屋に付く事になり、飲み物やコース料理などを運んだり、空いた食器を下げたりしました。
言い訳させて下さい。とても緊張していました。
悲劇はコースのお鍋を運んだ時に起こりました。
わたしは足を滑らせ、お鍋のアツアツのお出汁を・・・なんと監督に・・・
秋山様は笑顔で許して下さいました。
こんだけイケメンで野球もうまくて優しいとか鬼に金棒かよ!と思ったわたしでした。
その節は申し訳ございませんでした。