桃栗三年、柿八年

【漢字】桃栗三年、柿八年
【読み】ももくりさんねん、かきはちねん
【意味】何事も成功するまでは時間がかかるもの。
【例文1】お店が繁盛するまで桃栗三年、柿八年だった。
【例文2】桃栗三年、柿八年でも商売がうまくいかない事もある。
【例文3】桃栗三年、柿八年の辛抱だ。

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桃栗三年柿八年の続き

桃栗三年柿八年。桃や栗が実を付けるには三年、柿は八年かかることから何事も実を結ぶ、成就するにはそれなりの年月が必要だという意味です。単 に時間がかかるというだけの意味ではなく「何かを成すには」というところがポイントだと思います。
これに続きを加えたバージョンがたくさんあります。他の果物が実をつけるまでの年月を付け加えたりしているものです。その中でも私のお気に入りは作家の武者小路実篤の作った桃栗三年柿八年の続きです。
「桃栗三年柿八年、達磨は九年、俺は一生」というものです。元々武者小路実篤さんの小説は大好きなのですが、さらにこの人が好きになりました。最後の「俺は一生」自分自身が実るには一生かかる、人生の途中で何かが実るのではなく一生で一つの実だという意味でしょうか。なので人生は生涯修行というか苦行なのかなと思います。大器晩成もなにも一生が一つの作品というとらえ方も出来ます。さすが作家ですね。作家という仕事をされていたからこそ感じ取ることが出来た境地なのかもしれません。
そして何をなすことに一生を費やすのか?3・11が過去のことになろうとしている今自分自身でもう一度考えてみたいと思っています。