「策士策に溺れる」とは、策略に長けた人ほど、自分の策略にこだわりすぎて、かえって失敗してしまうこと。
読み方: さくしさくにおぼれる
意味:
- 策略に長けた人ほど、自分の策略にこだわりすぎて、かえって失敗してしまうこと。
- 巧妙な計画を立てすぎるあまり、状況の変化に対応できなくなり、失敗する。
語源:
- 中国の古典「史記」の「淮陰侯列伝」にある「韓信、淮陰侯となる」という故事から。
- 韓信は、優れた策士であったが、項羽を倒した後、傲慢になり、劉邦に警戒されて謀反の疑いをかけられ、処刑された。
類義語:
- 智に溺れる
- 驕り奢る
- 油断
- 慢心
- 自滅
対義語:
- 謙虚
- 慎重
- 冷静
- 機を見るに敏
- 柔軟
例:
- 彼は、策略に長けていたが、慢心してしまい、敵につけ込まれて敗北した。
- あの人は、いつも細かい計画を立てるが、状況の変化に対応できずに失敗してしまう。
- 計画は大切だが、臨機応変に対応することも重要である。
補足:
- 「策士策に溺れる」という言葉は、必ずしも悪い意味合いではありません。
- 自分の得意分野を活かすことで、成功を収めることもできます。
- しかし、常に謙虚な姿勢を忘れず、状況に合わせて柔軟に対応することが重要です。
参考情報:
- 策士策に溺れるの意味: [無効な URL を削除しました]
- 策士策に溺れるの現代的な意味: [無効な URL を削除しました]
その他:
- 「策士策に溺れる」は、日本語独特の表現です。英語では、「clever people can be outsmarted by their own cleverness」などの表現が近い意味になります。
例文:
- A: 彼は、策略に長けた人物として知られているね。
- B: そうだね。でも、策士策に溺れることもあるからね。
- A: 確かに。常に謙虚な姿勢を忘れずに、状況に合わせて対応することが大切だね。
- B: そうだね。彼の今後の活躍に期待したいね。
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