「いやが上にも」は、「ますます」、「いよいよ」という意味の慣用句です。「嫌が応でも」と混同されやすいですが、「いやが上にも」は「好ましい状態」に対して、「嫌が応でも」は「好ましくない状態」に対して使われます。
「いやが上にも」の使い方としては、以下のようなものがあります。
- 状態の程度が強くなることを表す
- 例:会場の熱気はいやが上にも高まっている。
- 例:彼の才能はいやが上にも開花している。
- 好ましい状態がさらに進むことを表す
- 例:チームの士気はいやが上にも上がっている。
- 例:人気商品はいやが上にも売れている。
- 好ましい状態が予想以上に進むことを表す
- 例:今回のキャンペーンはいやが上にも好調だ。
- 例:彼の株はいやが上にも上がっている。
「いやが上にも」は、文章表現をより豊かにするために使える便利な慣用句です。ぜひ覚えて使ってみてください。
「いやが上にも」と「嫌が応でも」の違い
「いやが上にも」と「嫌が応でも」は、どちらも「~の状態が強くなる」という意味ですが、「好ましい状態」に対して「いやが上にも」、「好ましくない状態」に対して「嫌が応でも」を使います。
- 「いやが上にも」の使用例
- 例:彼の努力はいやが上にも成果を上げている。
- 例:人気商品はいやが上にも売れている。
- 「嫌が応でも」の使用例
- 例:時間は嫌が応でも過ぎていく。
- 例:彼は嫌が応でも有名になってしまった。
まとめ
- 「いやが上にも」は「ますます」、「いよいよ」という意味の慣用句です。
- 「いやが上にも」は「好ましい状態」に対して使います。
- 「いやが上にも」は、文章表現をより豊かにするために使える便利な慣用句です。
「いやが上にも」と「嫌が応でも」の違いに注意して、使い分けてください。