「犬が西向きゃ尾は東」は、「当然のこと」「当たり前すぎて言うまでもないこと」を表すことわざです。
犬が西を向いたら、その尾は必然的に東を向くという、自然の摂理に基づいた例えから生まれた言葉です。
- 類義語
- 馬の背に乗れば鞍が後ろ
- 蓼食う虫は蓼の葉
- 雀は屋根の上
- 魚は水の中
- 天は人の上に人を作らず
- 用例
- 例文1: 試験勉強もしないで良い点を取れるわけないだろ? 犬が西向きゃ尾は東だよ。
- 例文2: 遅刻したら怒られるのは当たり前。犬が西向きゃ尾は東だ。
- 例文3: 挨拶は基本中の基本。犬が西向きゃ尾は東だよ。
- 状況に応じた使い分け
「犬が西向きゃ尾は東」は、さまざまな状況で使えますが、相手や状況によっては失礼な表現と捉えられる場合があるので、注意が必要です。
- 目上の人や、親しい間柄でない人に対して使う場合は、「当然のことですね」「当たり前ですね」など、より丁寧な表現に言い換える方が無難です。
- ユーモアを交えて使う場合は、「犬も歩けば棒にあたる」など、別のことわざを組み合わせて使うのも効果的です。
- 英語表現
「犬が西向きゃ尾は東」にぴったりの英語表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。
- It's obvious. (これは明らかだ)
- Of course. (当然だ)
- That goes without saying. (言うまでもないことだ)
- No duh. (当たり前だろ)
- You don't say! (冗談だろ!)
- その他
「犬が西向きゃ尾は東」は、単なることわざではなく、「物事には必然的な道理がある」という人生哲学を蕴含しています。
日々の生活の中で、このことわざを思い出してみることで、物事をより客観的に捉え、冷静な判断を下すことができるようになるかもしれません。
参考URL:
犬が西向きゃ尾は東 - ウィクショナリー日本語版