「青二才」とは、未熟さ、経験不足を表す言葉です。
- 語源と意味
「青二才」は、「青」と「二才」の二つの漢字から成り立っています。
- 青 (あお):未熟さ、経験不足を表す言葉です。
- 二才 (にいせ):12歳の少年を指す言葉でしたが、後に「若い者」という意味で使われるようになりました。
「青二才」は、生まれたばかりの赤ちゃんのお尻に青い蒙古斑があることから、「まだ経験が浅く、未熟な若い者」を指すようになりました。
- 使い方
「青二才」は、主に以下の2つの意味で使われます。
- 相手を諭すとき:経験不足で生意気な態度を取る若い者を戒めるために使います。
- 謙遜するとき:自分の未熟さを自嘲的に表現するために使います。
- 例文
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例文1: 棟梁から「まだまだ青二才だな」と言われた。
この例文では、「青二才」が相手を諭す意味で使われています。棟梁は、経験不足で生意気な態度を取る若者を戒めています。
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例文2: まだまだ青二才ですが、精一杯頑張ります。
この例文では、「青二才」が謙遜する意味で使われています。話し手は、自分の未熟さを自嘲的に表現しながら、努力する意欲を示しています。
- 類義語
- 若輩者 (じゃくはいしゃ)
- 若造 (わかぞう)
- 青臭い (あおっぽい)
- ぺーぺー
- ガキ
- 注意点
「青二才」は、相手を下に見下すニュアンスを含む言葉なので、使い方には注意が必要です。目上の人や、親しい間柄でない人に対して使うと、失礼と受け取られる可能性があります。
- 補足
近年では、「青二才」という言葉はあまり使われなくなってきています。これは、社会全体が若者の経験不足に対して寛容になってきていることと、ジェンダーレスな言葉遣いが求められていることが原因と考えられます。
代わりに、「新人」や「若手」といった、より中立的な言葉が使われるようになっています。
参考URL:
青二才(アオニサイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク