「一服盛る」は、毒薬を調合する、または毒薬を飲ませるという意味を持つ慣用句です。
「一服」は、薬を一包する量を意味します。
「盛る」は、薬を調合する、または薬を飲ませるという意味です。
つまり、「一服盛る」は、少量の毒薬を調合して、誰かに飲ませるという行為を表します。
時代劇や小説などで、悪役が主人公を暗殺しようと毒薬を盛るシーンなどに登場する表現です。
現代では、比喩表現として使われることが多く、誰かに意地悪をしたり、困らせたりするという意味で使われます。
例文
- ライバル会社に一服盛って、失脚させようとした。
- 上司が機嫌が悪いので、今日は一服盛られてしまったようだ。
- 試験前に徹夜で勉強したら、頭がボーッとして一服盛られたような気分だ。
注意
「一服盛る」は、ネガティブな意味合いを持つ表現なので、使う場面には注意が必要です。
目上の人や親しい人に対して使うと、失礼にあたる可能性があります。
また、冗談のつもりで使っていても、相手によっては 真面目に受け取られてしまうこともあるので、注意が必要です。
類義語
- 毒を盛る
- 毒殺する
- 謀殺する
- 陥れる
- 罠にはめる
英語表現
- administer poison
- assassinate
- plot someone's murder
- set someone up
- frame someone
「一服盛る」は、時代劇や小説などでよく使われる表現ですが、現代では比喩表現として使われることが多いです。