「暗礁に乗り上げる」は、思わぬ障害にぶつかって、物事が行き詰まるという意味の慣用句です。
「暗礁」は、海面下に隠れていて見えない岩石、または珊瑚礁(さんごしょう)のことです。
船が暗礁に乗り上げると、動かなくなってしまいます。
このことから、思いがけない困難によって、事の進行が妨げられるという意味で使われるようになりました。
例文
- 交渉は難航し、暗礁に乗り上げてしまった。
- プロジェクトは、資金不足という暗礁に乗り上げた。
- 彼のキャリアは、スキャンダルという暗礁に乗り上げた。
「暗礁に乗り上げる」は、ビジネスや政治などの分野でよく使われますが、日常生活でも使うことができます。
類義語
- 行き詰まる
- 行き悩む
- 頓挫する
- 停滞する
- 膠着状態に陥る
「暗礁に乗り上げる」は、ネガティブな意味の慣用句ですが、必ずしも悪いことではありません。
暗礁に乗り上げたということは、新たな解決策を考える必要があるということです。
前向きに考え、困難を乗り越えることができれば、さらに成長できるでしょう。
参考URL:
暗礁に乗り上げる(あんしょうにのりあげる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書