「泡を食う」は、ひどくあわてる、あわてふためくという意味の慣用句です。
「泡」は、「あわてる」の語幹で、「食う」は、「出くわす」という意味です。
つまり、「あわてて出くわす」という意味から、「ひどくあわてる」という意味になったと考えられます。
「泡を食う」は、江戸時代から使われている言葉で、現代でも時々使われます。
例文
- 「火事だ!早く逃げろ!」と叫ぶ声に、人々は泡を食って逃げ出した。
- 試験前に勉強していなくて、試験当日に泡を食った。
- 大事な書類をなくしてしまい、泡を食って探した。
「泡を食う」は、コミカルなニュアンスがある表現なので、ユーモアを交えて使うこともできます。
類義語
- 慌てる
- 狼狽する
- 焦る
- 挙動不審になる
- 取り乱す
「泡を食う」は、状況に応じて使い分けることが大切です。