「尻目に掛ける」は、価値がないと判断して相手にしないという意味の慣用句です。
「目ん玉だけ動かしてチラッと見る」という字義通り、軽く、ぞんざいに相手を見る様子を表しています。
現代ではあまり使われない表現ですが、時代劇や小説などでよく見かけます。
例文
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例文1:「何言っても言うこと聞かない者には尻目に掛ける。」
この例文では、いくら注意しても言うことを聞かない人に対して、もう相手にしないという意味で使われています。
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例文2:「わからず屋には尻目に掛ける。」
この例文では、何を説明しても理解しようとしない人に対して、もう相手にしないという意味で使われています。
類義語
- 無視する
- 相手にしない
- 見向きもしない
- 鼻先で笑う
- 冷笑する
「尻目に掛ける」は、相手を下に見ているニュアンスが強い表現なので、使う場面には注意が必要です。
現代では、「無視する」や「相手にしない」などのよりシンプルな表現を使う方が一般的です。