「我を張る」は、自分の意見や考えを強く押し通して譲らない ことを意味する慣用句です。
「我」 は、自分、自分の考えという意味です。「張る」 は、強く主張する、押し通すという意味です。
つまり、「我を張る」は、自分の意見に固執し、周囲の意見に耳を傾けない 様子を指します。
この慣用句は、以下のような場面で使われます。
- 議論の場において、自分の意見ばかりを主張し、相手の意見を聞かない人。
- 周囲の反対を押し切って、自分の思い通りにしようとする人。
- 頑固で融通が利かない人。
- 子供が駄々をこねて、言うことを聞かない様子。
「我を張る」 人は、周囲の人から協調性がない、自己中心的、融通が利かない と見られることが多くなります。
以下は、「我を張る」を使った例文です。
- 社長は我を張り、社員の意見を全く聞こうとしなかった。
- 子供は我を張り、泣き叫んでおもちゃを離さなかった。
- 政治家は我を張り、政策を強行しようと
「我を張る」 ことには、以下のようなデメリット があります。
- 周囲の人から反感を買ってしまう。
- 人間関係が悪くなってしまう。
- 孤立してしまう。
- 良い結果が得られない。
反対に、
- 自分の意見をしっかりと主張できる
- リーダーシップを発揮できる
- 困難な状況でも諦めずにやり遂げられる
などのメリット もあります。
しかし、
- 状況に応じて柔軟に対応すること
- 周囲の意見に耳を傾けること
- 妥協点を見つけること
が大切です。
「我を張る」 のは、良い面と悪い面 があります。状況に応じて、上手に使い分けるようにしましょう。