「蟻の這い出る隙もない」は、警戒が非常に厳重で、少しの隙間もない様子を表す慣用句です。
- 言葉の由来
アリは体が小さく、わずかな隙間でも通り抜けることができます。しかし、「蟻の這い出る隙もない」という言葉は、たとえアリのような小さな生き物であっても、這い出る隙間がないほど厳重な警戒を意味しています。
- 比喩的な意味
転じて、「蟻の這い出る隙もない」は、人が立ち入れないほど厳重な警戒や、徹底した管理を表すようになりました。具体的には、以下のような状況で使われます。
- 厳重な警備で守られた場所
- 徹底的な管理体制
- セキュリティ対策が万全
- 隙のない計画
- 非の打ち所のない論理
- 例文
- 大統領の訪問に備えて、周辺は蟻の這い出る隙もない警備が敷かれていた。
- その会社のセキュリティ対策は蟻の這い出る隙もなく、これまで一度も情報漏洩事故を起こしたことがない。
- 彼の計画は蟻の這い出る隙もなく、どんな想定外の事態にも対応できる。
- 彼女の論理は蟻の這い出る隙もなく、誰も反論することができなかった。
- 類義語
「蟻の這い出る隙もない」の類義語には、以下のようなものがあります。
- 厳重:警戒や管理などが非常に厳しいさまを表す。
- 徹底的:最後までやり通すさまを表す。
- 万全:欠点や不足がないさまを表す。
- 完璧:何一つ欠点がないさまを表す。
- 隙のない:隙や欠点がないさまを表す。
- 英語表現
「蟻の像出る隙もない」を英語で表現するには、状況に応じて様々なフレーズが使えます。
- impenetrable:侵入することができない
- watertight:隙がない
- airtight:隙間がない
- foolproof:失敗することがない
- flawless:欠点がない
- まとめ
「蟻の這い出る隙もない」は、警戒が非常に厳重で、少しの隙間もない様子を表す慣用句です。状況に応じて、様々な類義語や英語表現を使い分けることができます。
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ありのはいでるすきもない | 言葉 | 漢字ペディア