「枯れ木も山の賑わい」(かれきもやまのにぎわい)は、つまらないものでも、ないよりはましという意味の慣用句です。
「枯れ木」 は、生命力 が失われた木であり、役に立たないもの の象徴として使われます。
「山」 は、たくさんのもの を表します。
つまり、
- つまらない ものや 役に立たない ものでも、たくさん集まれば それなりに 賑やか になる
- つまらない ものや 役に立たない ものでも、ないよりはまし
という意味になります。
例文:
- 運動会に参加する生徒が少ないので、枯れ木も山の賑わいになりそうだ。
- 講演会の内容はつまらないが、参加者が多いので、枯れ木も山の賑わいというところだ。
- 新しいレストランは評判が良くないが、お客さんが多いので、枯れ木も山の賑わいというところだ。
「枯れ木も山の賑わい」 は、謙虚な表現 として使われることもあります。
例:
- こんなつまらない話ばかりで、申し訳ありません。枯れ木も山の賑わいですね。
- 私の意見は、つまらない枯れ木のようなものかもしれません。しかし、少しでも参考になれば幸いです。
類義語:
- 鶏の糞の山の賑わい
- 猫の額の賑わい
- 針の山
- 砂の山
- 塵の山
対義語:
- 花盛り
- 繁華街
- 活気
- 賑わい
- 華やか
その他:
- 「枯れ木も山の賑わい」 は、江戸時代 に使われ始めた比較的新しい慣用句です。
- 「枯れ木も山の賑わい」 は、英語 では "a mountain of useless things" や "a crowd of worthless people" と訳されます。
- 「枯れ木も山の賑わい」 は、物事の価値 は 人によって異なる こと、そして つまらない と思われるものでも、誰かにとっては価値がある ことを示唆している言葉です。
参考URL:
枯れ木も山のにぎわいって…?間違えがちな「日本語」クイズ|Benesseの大学・短期大学・専門学校の受験、進学情報