「尻馬に乗る」とは、他人の言動に、わけも分からずに付き従うことにたとえ。
読み方: しりうまにのる
意味:
他人の言動に、わけも分からずに付き従うことにたとえ、自分の意見をもたずに服従することをいう。
語源:
馬に乗る際に、後ろにいる人が前の人の尻に馬鞭を当てて駆り立てる様子から、「尻馬に乗る」という言葉が生まれたと考えられています。
使い方:
「尻馬に乗る」は、以下のような状況で使われます。
- 誰かが言ったことを、自分の意見として主張する
- 周囲の人と同じ行動をする
- 批判的な考えを持たずに、何でも鵜呑みにする
例文:
- 彼は、友人の意見に尻馬に乗って、とんでもないことを言ってしまった。
- 彼女は、周りの流行に尻馬に乗って、無駄遣いをしてしまった。
- 彼は、テレビの情報を鵜呑みにしすぎて、自分の頭で考えることを忘れてしまった。
注意:
「尻馬に乗る」という言葉は、自分の意見を持たずに、他人に流されることを批判的に表現する言葉 です。
類義語:
- 付和雷同
- 流される
- 盲従
- 鵜呑みにする
- 批判的思考
対義語:
- 自分の意見を持つ
- 主張する
- 独立思考
- 批判的に考える
- 疑う