「面目を失う」とは、世間の人に対する体面や名誉を損なうこと。
読み方: めんぼくをうしなう
意味:
世間の人に対する体面や名誉を損なうこと。
語源:
「面目」は、(1)世間の人に対する体面や名誉。 「面目を失う」「面目ない」(2)(目に見える)ようす・姿。 「面目を一新する」。
この慣用句では(1)の意から。 「立つ」は、ここでは、損なわれたり廃れたりせずに保たれる意。 「顔が立つ」「男が立つ」などの「立つ」も同じ。
使い方:
「面目を失う」は、以下のような状況で使われます。
- 失敗をして、世間の人から非難されるようなことをしたとき
- 人前で恥をかいたり、プライドを傷つけられたとき
- 信用を失ったり、信頼を裏切ったりしたとき
例文:
- 彼は、試験でカンニングをして、面目を失った。
- 彼女は、スキャンダルで面目を失い、芸能界を引退した。
- 会社は、不祥事により、面目を失い、倒産した。
注意:
「面目を失う」という言葉は、単に恥ずかしい思いをするだけでなく、世間の人からの評価を大きく下げること を表す言葉です。そのため、軽々しく使うべきではありません。
類義語:
- 恥をかく
- 恥じる
- 恥ずかしい
- 名誉を損なう
- 信用を失う
対義語:
- 面目を保つ
- 誇らしい
- 名誉を挽回する
- 信用を得る
- 信頼される