「器用貧乏」とは、なんでもそこそこできるが、どれも中途半端で、結局何も成し遂げられない様子。
読み方: きようびんぼう
意味:
なんでもそこそこできるが、どれも中途半端で、結局何も成し遂げられない様子を表す言葉です。
語源:
「器用」は、様々なことを上手にこなせるという意味、「貧乏」は、成果や結果がないという意味です。つまり、「器用貧乏」は、器用であるがゆえに、一つのことに集中することができず、どれも中途半端で成果や結果がない という意味になります。
使い方:
「器用貧乏」は、以下のような状況で使われます。
- 何でもそつなくこなせるが、どれも深く追求していない人に対して
- 才能はあるが、集中力がなく、なかなか成果を出せない人に対して
- 複数のプロジェクトを同時に抱えているが、どれも中途半端な状態になっている人に対して
例文:
- 彼は「器用貧乏」で、何でもそこそこできるが、どれも一流にはなれない。
- 彼女は「器用貧乏」で、仕事も家事も完璧にこなそうとするが、どちらも中途半端になってしまう。
- 彼らは「器用貧乏」なエンジニアチームで、様々なプロジェクトに取り組んでいるが、どれもなかなか完成しない。
注意:
「器用貧乏」という言葉は、本人の努力や能力を否定する言葉ではありません。むしろ、様々なことに才能があることを示す 言葉とも言えます。しかし、一つのことに集中して努力することが重要 であることを示唆する言葉でもあります。
類義語:
- 多芸不精
- 万能薬
- 器用過ぎ
- 広く浅い
- 一通百通
対義語:
- 専門家
- スペシャリスト
- プロフェッショナル
- 一芸百錬
- 突き抜ける