「一寸の虫にも五分の魂」とは、どんなに小さく弱い生き物でも、それ相応の意地や誇りを持っているから、侮ってはいけないという意味。
読み方: いっすんのむしにもごぶのたましい
意味:
どんなに小さく弱い生き物でも、それ相応の意地や誇りを持っているから、侮ってはいけないという意味のことわざです。
語源:
「一寸」は約3センチメートルです。「五分」は「一寸の半分」という意味です。 つまり、「一寸の虫にも、その半分の魂がある」という意味から由来しています。
使い方:
「一寸の虫にも五分の魂」は、以下のような状況で使われます。
- 弱い者や立場が低い者をいたわるとき
- どんな相手でも敬意を持って接するべきであるとき
- 小さな努力でも侮ってはいけないとき
例文:
- 子供がいじめられているのを見かけたら、「一寸の虫にも五分の魂」だと思って、助けてあげよう。
- 新入社員だからといって、馬鹿にしてはいけない。「一寸の虫にも五分の魂」だよ。
- どんなに小さな会社でも、社員たちは皆、誇りを持って働いている。「一寸の虫にも五分の魂」だ。
注意:
「一寸の虫にも五分の魂」は、弱い者を擁護する言葉として使われることが多いですが、同時に、どんな相手でも敬意を持って接するべきであるということも意味します。 相手を侮ったり、見下したりするような使い方は避けましょう。
類義語:
- 小さいながらも大志を抱く
- 小粒でもピリリと辛い
- 侮るべからず
- 見かけは騙せない
- 己の信じる道を歩む
対義語:
- 弱い者いじめ
- 差別
- 偏見
- 傲慢
- 無視
参考URL:
一寸の虫にも五分の魂 - ウィクショナリー日本語版