「身を削る」とは、自らの身を挺する(削る)ほどの努力を表す慣用句です。
読み方: みをけずる
意味:
自らの身を挺する(削る)ほどの努力を表す慣用句です。 それほどの苦労をした という意味で使います。 身を削るほどの努力や苦労は、簡単にできるものではありません。
語源:
「身を削る」の語源は、仏教用語の「身命を削る」から来ていると考えられています。「身命」とは、自分の体と命を意味し、「削る」とは、削り取ったり、削り減らしたりすることを意味します。
つまり、「身を削る」とは、自分の体と命を削るほど努力すること、つまり、非常に大きな苦労をすることを意味します。
使い方:
「身を削る」は、以下のような状況で使われます。
- 何か目標を達成するために、非常に大きな努力をしている様子を表したいとき
- 困難な状況に直面し、それを乗り越えようと努力している様子を表したいとき
- 自分自身を犠牲にして、誰かのために行動している様子を表したいとき
例文:
- 彼は、医師になるために、夜遅くまで勉強し、身を削る思いで努力した。
- 被災地の人々を助けるために、ボランティアたちは、身を削るような活動をしている。
- 母親は、子供たちのために、身を削る思いで働いている。
注意:
「身を削る」は、非常に強い表現なので、軽々しく使うのは避けたほうがよいでしょう。 本当に大きな努力や苦労をしている場合のみ使うようにしましょう。
類義語:
- 骨身を削る
- 汗水垂らして働く
- 寝食を忘れて働く
- 徹夜で働く
- 命懸けで
対義語:
- 手抜きをする
- 怠ける
- 遊ぶ
- 楽をする
- 安逸