「驚天動地」とは、天を驚かし、地を揺るがすほどの勢いや音などのこと。
読み方: きょうてんどうち
意味:
- 天を驚かし、地を揺るがすほどの勢いや音など。 人を非常に驚かせること。世間をあっと驚かせる事件・出来事の形容。
- 比喩的に、非常に大きな出来事や功績などを表す。
語源:
中国の唐代の詩人・杜甫の詩「李白の墓」に見える言葉です。同時代人で先輩の李白の残した詩文を「驚天動地の文」と賞賛しています。 天を驚かし、地を動かすほど素晴らしいというのです。
現代語で「驚天動地」と言えば、素晴らしいというより、むしろ常識外れの驚くべきできごとを指します。 その驚きの程度もいろいろです。 戦争の勃発といった重大局面にも使えば、単に「とても驚く」という程度でも使います。 「女性の乱暴なことばを聞いて驚天動地」などという例まであります。
使い方:
- 例文1: 先日発生した大地震は、まさに驚天動地の大事件だった。
- 例文2: 彼が発明した新薬は、驚天動地の効果があるという。
- 例文3: 彼女の美貌は、驚天動地のものだった。
注意:
「驚天動地」は、非常に強い表現なので、軽々しく使うのは避けたほうがよいでしょう。 本当に驚くべき出来事や功績に対してのみ使うようにしましょう。
類義語:
- 天地を揺るがす
- 驚天駭地
- 驚天愕地
- 前代未聞
- 空前絶後
対義語:
- 凡庸
- 平凡
- ありふれた
- 当たり前
- つまらない