「身を切られるよう」は、非常に苦しい、辛い、痛ましいことを表現する慣用句です。身体的な痛みだけでなく、精神的な苦痛にも用いられます。
言葉の由来
「身を切られる」という行為は、非常に強い痛みを伴います。この痛みを比喩的に表現するために、「身を切られるよう」という慣用句が使われるようになりました。
意味と使い方
- 身体的な痛みを表す場合
- 怪我や病気で強い痛みを感じている様子を表すときに使われます。
- 例:
転んで膝を擦りむいてしまい、「身を切られるよう」に痛い。
風邪をひいて、頭痛が「身を切られるよう」にひどい。
- 精神的な苦痛を表す場合
- 心の奥底から込み上げてくるような強い苦しみや悲しみを表すときに使われます。
- 例:
大切な人を亡くして、「身を切られるよう」に悲しい。
後悔の念に駆られ、「身を切られるよう」に苦しい。
- 強い葛藤を表す場合
- 二つの選択肢の間で、どちらも捨てがたい強い葛藤を抱えている様子を表すときに使われます。
- 例:
新しい仕事に就きたい気持ちと、今の仕事を辞めたくない気持ちがせめぎ合い、「身を切られるよう」に辛い。
恋人と別れたくはないが、このままの関係を続けるのも辛く、「身を切られるよう」に悩んでいる。
例文
- 出産のときの痛みは、「身を切られるよう」にひどいという話を聞いた。
- 失恋の痛みに打ちのめされ、「身を切られるよう」に苦しんでいた。
- 会社を辞めて起業するか、今の会社で頑張るか、「身を切られるよう」に悩んでいる。
類似表現
- 身も心も痛む
- 骨身にしみる
- 胸を締め付けられる
- 息が詰まる
- 地獄のような
英語表現
- excruciating pain
- agonizing
- heartbreaking
- soul-crushing
- torturous
「身を切られるよう」は、非常に強い痛みや苦しみを表現する力強い慣用句です。状況に合わせて適切な言葉を選ぶことが大切です。