「初心忘るべからず」は、物事を始める時の謙虚な気持ちや志を忘れてはならないという意味の四字熟語です。
語源
室町時代の能楽師である世阿弥の著書『花鏡』にある言葉です。
意味
- どんなに成功しても、初心の気持ちを忘れずに努力し続けることが大切である
- 慢心せず、常に謙虚な姿勢で物事に取り組むべきである
- 初心に返って、原点を見つめ直すことが大切である
使い方
- 新入社員研修で、上司が「初心忘るべからず」の精神を説いた。
- 長年政治家として活躍してきた彼は、「初心忘るべからず」の言葉を胸に、今日も活動を続けている。
- 私たちは「初心忘るべからず」の精神を忘れずに、努力を続けていきましょう。
例文
- 彼は順調にキャリアを重ねていたが、「初心忘るべからず」の言葉を胸に、常に謙虚な姿勢を忘れなかった。
- 失敗を経験したことで、彼は「初心忘るべからず」の大切さを改めて実感した。
- チームの一員として、私たちは「初心忘るべからず」の精神で、協力して目標達成に向けて取り組んでいきたい。
類義語
- 謙虚忘るべからず
- 初心一貫
- 忘初心者
- 守株待兎
- 驕る者は久しからず
対義語
- 慢心
- 驕り
- 自惚れ
- 横柄
- 傲慢
その他
- 「初心忘るべからず」は、仏教の言葉である「初心不改」に由来するとも言われています。
- 人生訓として、古くから多くの人に親しまれています。
- 現代社会においても、大切な心がけとして忘れずにいたい言葉です。
参考URL:
初心忘るべからず | 今週の朝礼