「火を見るよりも明らか」は、非常に明らかであることを表す慣用句です。
意味
燃え盛る炎は誰にとっても非常に明るく、遠くからでもその光を見ることができます。
例文
- 彼の罪は火を見るよりも明らかだ。
- 地球が丸いことは火を見るよりも明らかだ。
- 2 桁の足し算を間違えるなんて、火を見るよりも明らかだ。
類似表現
- 一目瞭然
- 明白至極
- 疑いようのない
- 確信犯
- 鉄板
対義表現
- 疑わしい
- 不確実
- 曖昧
- 不明瞭
- 霧の中
語源
この慣用句の語源は、仏教用語「火観明」だと言われています。
「火観明」とは、火を観察することで心を落ち着かせ、悟りの境地に至るという修行法です。
この修行法において、火の炎は真理の象徴と捉えられていました。
つまり、「火を見るよりも明らか」という言葉は、真理のように明らかな真実を表す表現として生まれたのです。
現代社会での解釈
現代社会においても、「火を見るよりも明らか」という言葉は、非常に明らかなことを表すために広く使われています。
この言葉を使う際には、相手がそのことを理解していると前提に、強い確信を持って伝えることが大切です。
まとめ
「火を見るよりも明らか」は、非常に明らかなことを表す慣用句です。
仏教用語「火観明」が語源であり、真理のように明らかな真実という意味合いで使われます。
現代社会においても、様々な場面でこの言葉が使われています。
参考URL:
火を見るよりも明らか(ひをみるよりもあきらか)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書