「頭から湯気を立てる」は、非常に怒っている様子を表現する慣用句です。
読み方
- あたまからゆげをたてる
語源
このことわざの語源は、江戸時代の風呂屋の風景から来ていると言われています。
江戸時代には、銭湯と呼ばれる共同浴場が盛んでした。
銭湯では、熱いお湯に浸かった人から、頭から湯気が立ち上っていました。
この様子から、「頭から湯気を立てる」という言葉が生まれ、非常に怒っている様子をたとえるようになりました。
意味
現代では、「頭から湯気を立てる」という言葉は、様々な場面で使われます。
例えば、
- 上司に怒られて、「頭から湯気を立てている」。
- 試合に負けて、「頭から湯気を立てている」。
- 彼の発言に腹を立てて、「頭から湯気を立てている」。
のように使われます。
使い方
「頭から湯気を立てる」という言葉は、怒っている人やその様子を形容する際に使われます。
例文
- 彼は、彼女の浮気を知って、「頭から湯気を立てて」いた。
- 子供がいたずらをして、母親は「頭から湯気を立てて」怒鳴った。
- 先生は、生徒たちのテストの出来に、「頭から湯気を立てて」いた。
類義語
- カンカンになる
- 激怒する
- 怒り狂う
- 血相を変える
- 憤慨する
対義語
- 怒らない
- 冷静
- 穏やか
- 寛容
- 怒りっぽい
その他
「頭から湯気を立てる」という言葉は、比較的新しい言葉ですが、現在でもよく使われています。
非常に怒っている様子を、視覚的に分かりやすく表現できる言葉として、多くの人に好まれています。
まとめ
「頭から湯気を立てる」は、非常に怒っている様子を表現する慣用句です。
視覚的に分かりやすく、非常に怒っている様子を表現できる言葉として、多くの人に好まれています。
参考URL:
頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書