「洞ヶ峠を決め込む」とは、形勢を見極めて、有利な方に付こうとすること。
意味
- 形勢を見極めて、有利な方に付こうとすること。
- 日和見主義的な態度をとること。
- どちらかに肩入れせず、様子見をすること。
由来
- 天正10年(1582年)の本能寺の変の際、筒井順慶が山崎の戦いに参戦せず、洞ヶ峠に軍勢を留めて戦況を見守った故事から。
- 順慶は、明智光秀と羽柴秀吉のどちらが勝つか見極めて、勝利した方に味方しようと考えた。
使い方
- 彼は、会社の業績が悪化してくると、洞ヶ峠を決め込むような態度になった。
- 彼女は、恋愛関係においても洞ヶ峠を決め込むようなところがある。
- 選挙戦において、彼はどちらの候補にも積極的に応援せず、洞ヶ峠を決め込むような態度を取った。
例文:
- 彼は、転職活動において、複数の企業から内定をもらったため、洞ヶ峠を決め込んでいた。
- 彼女は、二人の男性からアプローチを受けていたため、どちらを選ぶか洞ヶ峠を決め込んでいた。
- 会社は、新製品の開発プロジェクトにおいて、市場の反応を見てから本格的に取り組むかどうかを判断するため、洞ヶ峠を決め込むような態度を取った。
類義語:
- 日和見
- 中立
- 様子見
- 慎重
- 煮え切らない
対義語:
- 決断
- 積極
- 勇敢
- 主義主張
- 信念
補足:
- 洞ヶ峠を決め込むは、現代でもよく使われる表現です。
- 形勢を見極めて、有利な方に付こうとするような態度を批判するために使われることがあります。
参考URL:
洞ケ峠を決め込む | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
その他:
- 洞ヶ峠は、京都府八幡市にある峠。
- 筒井順慶は、戦国時代の武将。