書き入れ時

【漢字】書き入れ時
【読み】かきいれどき
【意味】商売がうまくいくと帳簿に書き入れることが多くなることから、商売が繁盛して利益が上がる時期をいう。
【例文1】ケーキ屋はクリスマスシーズンの12月が書き入れ時。
【例文2】年末年始は書き入れ時で休みなし。
【例文3】GWが書き入れ時。

書き入れ時をテーマにした記事

「書き入れ時」であって「掻き入れ時」ではないそうです。

これから年末年始にむけて書き入れ時というところも多いのではないでしょうか?時期によっては休みなしの商売をされているところもあるでしょう。
書き入れる対象が帳簿であるということを知れば、珍妙な間違いはしないで済みそうです。
商売が好調で帳簿にバンバン書き入れる状況を思い浮かべればよいでしょう。
商売が繁盛していて忙しいことを「書き入れ時」と表現するのですが、間違った表記の「掻き入れ時」だと金銭を浅ましく掻き集めるイメージです。
どう考えても「掻き入れ時」よりも「書き入れ時」のほうがマシな印象なので、間違った表記を広めないように心がけたいものです。
帳簿無しのドンブリ勘定ならば、それこそ書き入れるではなく掻き入れるという表現がまさにピッタリです。
ただし儲けが大きければ大きいほど税務署さんとの関係も深くなるので、やはり帳簿に書き入れは必要となるでしょう。

書き入れ時、それとも掻き入れ時?

毎年夏になると、飲料業界や各飲料メーカーは清涼飲料水をはじめとした夏の暑さから来る喉の渇きを癒す飲み物の売り上げが伸びます。時々冷夏にあったてしまう年があり、飲料業界、飲料メーカーの売り上げが伸びないこともあります。しかし、夏は年間で最大の飲料の書き入れ時ですよね。

この書き入れ時という言葉はよく、商売が繁盛したりして、最も売り上げ、利益が上がる時という意味でビジネス用語として良く使われることがありますね。この書き入れ時という言葉の意味は知っている人が多いと思いますが、書き入れ時の言葉の由来を知っている人は少ないのではないでしょうか。

この書き入れ時の言葉の由来は、商売が繁盛したり、売れ行きがすこぶる良い時には、取引数字をはじめとした色々な事を帳簿に書き入れることが多くなることから、書き入れ時という言葉が生まれました。書き入れ時という言葉の類義語として、繁盛期(はんじょうき)や繁忙期(はんぼうき)等があります。

書き入れ時の誤表記として、書き入れ時を掻き入れ時と表記されていることがありますが、この掻き入れ時は誤表記として有名です。

しかし、掻き入れ時の由来を知っていれば、帳簿に記入する書き入れから書き入れ時と表記する方が正しいことがわかりますよね。

アパレルショップは今が書き入れ時

夏も真っ盛りになり、海水浴や花火大会といったイベントも増えてきましたね。家族やカップルで楽しめるイベントが、夏には多いように感じます。そこで今、アパレルショップはお客さんの書き入れ時だと考えられます。

なぜなら当たり前ではありますが、外出するには服が必要だからですね。それも夏は海水浴や花火といった、普段の生活とは一味違ったイベントが目白押しです。ですのでたとえば、普段は水着や浴衣を売っていないアパレルショップであっても、そうした夏特有の衣類を売ることで、より利益を上げられることでしょう。実際に街中のアパレルショップを見てみると、日頃は普段着しか売っていないお店でも、浴衣や水着を売っているお店がよく見受けられます。水着は売っていなくても、浴衣なら売っているというお店が多いですね。また8月はセールが多いために買い手側としても、これを機に買いたかった服を買うのも良いのではないでしょうか。

このように夏は、アパレルショップにとって書き入れ時だと言えるでしょう。セールを行うことでたくさん服が売れたり、たとえセールが無いとしても水着や浴衣で利益を上げることができます。それに比例して店員さんは大変だとは思いますが、この書き入れ時がまたアパレル業界を支えていっているのではないでしょうか。