藪をつついて蛇を出す

【漢字】藪をつついて蛇を出す
【読み】やぶをつついてへびをだす
【意味】藪の中の草木を素通りすればいいものを、つついてしまい蛇にかまれるたとえから、余計な事をしてしまったために災難がふりかかる。藪蛇と使われることが多い。
【例文1】パチンコで勝ったと自慢したら、皆に奢らされた。とんだ藪をつついて蛇を出す。
【例文2】宝くじ当選を自慢して金の無心に遭い、藪をつついて蛇を出す。
【例文3】出来る事を自慢したら、作業が全部回ってきて藪をつついて蛇を出す。

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藪をつついて蛇を出すとは

藪をつついて蛇を出すとは、余計なことをして、反対に悪いことを引き起こしてしまうことを言います。
藪というのは、低い木や雑草が沢山生えている場所です。最近では余り見かけなくなりましたが、こういった場所はなんとなく気味の悪いところもあります。そんなところをいたずら半分に棒でつついたなら蛇が出て来てしまったという例えです。つまり余計な事をしてしまった訳です。
このことから、他人の欠点や悪いことなどを深く調べたために、かえって自分が良くない立場になってしまったという場合に使います。例えば、あの人何か不正をしているかもしれないと思いいろいろ調べたところ、なんと自分の上司が悪の根源であったというような場合です。まさにドラマのような話ですが、ニュースを見ていると良く目にする事案でもあります。特に政治の問題では結構多いのではないでしょうか。
そんな大きな事ではなくても、ご近所さんの噂をちょっと話したところ、なんと大きな話になり自分にまで波及してしまったということもあります。たった一言を言わなければ、自分のミスが公にならずに済んだのにということもあるでしょう。
何かを暴こうとしたときには、自分に害が及ばないことを確認してから行うのがベストです。
俗に言う、「やぶ蛇」と略したもとわざです。