根に持つ

【漢字】根に持つ
【読み】ねにもつ
【意味】いつまで経っても恨みを持っている。
【例文1】10年前、運動会のかけっこで足を踏まれ、ビリになったことを未だに根に持つ。
【例文2】女性の方が根に持つよね。
【例文3】小学校の頃、いじめた奴らを根に持つ。

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根に持つといえば女

男女間で喧嘩した時、どちらかといえば女性の方が陰湿です。これは喧嘩に限らず噂話をする時もそうかもしれません。女は根に持つとよく言いいます。相手が覚えていない遠い昔の出来事までをこと細かく記憶し、心の引き出しにしまい込んでおき、ふとした拍子に引き金を引くためです。最終手段さながらに、ひた隠しにしておくものです。さもあのことは水に流しました、私は全く気にもかけていなければ怒ってもいないのでご安心を、とでも言いたげな顔をして凶暴な本心の裏に留めておくのです。表向きは綺麗で、たおやかで、華やかな女性。取り扱いは単純でなく、むしろややこしくて一つ間違えたなら命取りになりかねない爆弾の仕込まれた装置のようです。彼女たちはなにを内に秘めるのか?非常にナイーブな状態に置かれているときは最も酷いです。言葉にならない態度、眉一つにしてもそれがどのように動いたのか、相手の仕草が自分にどのような支障を来たしたのかなどということを「根に持つ」。とても恐ろしい生き物です。その場ではすました顔で対応している女性の腹の中は煮えくり返っている、しょっちゅうあることです。

根に持つとは

根に持つとは、いつまでも恨みに思って忘れないでいることです。恨みに思うとは嫌なことをされたときなどに芽生える感情です。ですから根に持つという言葉も、嫌な事や傷つくことを言われたときに使う言葉です。親切や恩を受けた場合などには使いません。
では、根に持つ人はどのような人なのでしょうか。まず、一番に嫌な事をいつまでも覚えています。嫌な事はできれば早く記憶から消えて欲しいと思うのですが、根に持つ人はしつこく覚えています。また、ミスや失敗に対してとても敏感です。それは、自分に対してだけではなく他人に対しても同様です。些細なミスでも絶対に見逃しません。そして、考え方がとてもマイナス思考です。もっとポジティブに考えれば楽なのにと思う人もいます。更に、多くの人と付き合うことはせず、一度親しくなると深い関係を望みます。深情けとでも言いましょうか。
このような人が身近にいたらなら、どのように付き合ったら良いのでしょう。まず第一に、相手に対して意見を述べたり指摘をしたりしないことです。自分の考えを対してなにか他の意見を言われたり、指摘されたりするとずっとそれを根に持ってしまいます。ですから、このようなタイプの人とは可能であるなら、距離を置くことです。