現を抜かす

【漢字】現を抜かす
【読み】うつつをぬかす
【意味】夢中になって正気な心を失う。
【例文1】女に現を抜かしてるから仕事がおろそかになるんだよ。
【例文2】みんなが遊びに現を抜かしている間、受験勉強に励んだ。
【例文3】仕事ばかりに現を抜かして家族を失う。

現を抜かすをテーマにした記事

「現を抜かす」ほど夢中になれることは素晴らしいこと

皆さんも「~に現を抜かすのはやめなさい」と親や先生に叱られたり、怒られた経験があるのではないでしょうか。ゲームや漫画、もしくは恋愛に夢中になってしまい、学業を疎かにしてしまった経験は誰にでも少なからずあると思います。

「~に現を抜かすのはやめなさい」の「現を抜かす」という言葉の意味は皆さんも知っているように、「ある事に夢中になってしまい、心を奪われてしまう」という意味です。「現を抜かす」の意味は知っていても、語源や「現を抜かす」の「現」の意味は分からない人がいるのではないでしょうか。

「現を抜かす」の「現」は現実や本心、もしくは正気等を意味します。現を抜かした状態は意識がはっきりしていない状態であることを意味することから、現実ではなくある物事に心を奪われている意味となりました。

「現を抜かす」の類語として、「憂き身をやつす」(うきみをやつす)や「汲々とする」(きゅうきゅうとする)、「血道を上げる」(ちみちをあげる)があります。

「現を抜かす」という言葉は、普通はあまり喜ばしくない言葉として認識されていますが、逆に考えると「現を抜かす」ほど夢中になるものや熱中することがあることは素晴らしいことだと思います。

オンラインゲームに現を抜かすことで生じた失敗

現(うつつ)を抜かすというくらいなので、現実の生活にも多大な影響がありました。
ゲームで遊ぶこと自体も現実の生活の一部ではあるのですが、他の生活からは全く切り離された時間になってしまいます。
寝食を忘れてとまではいきませんでしたが、毎日数時間以上の時間がゲームに奪われました。
メンテナンス時間という運営会社の都合で強制的にゲームができなくなる事態が発生しなければ日曜祝日など一切関係有りません。
むしろ日曜祝日のほうが長時間ゲームに拘束されるくらいです。
ただひたすらに経験値とアイテムを集めることに没頭する日々でした。
現在、そのオンラインゲームで遊ぶことはありません。
思い立って自発的に辞めたのではなく、運営会社が一方的にサービス終了を宣言しただけです。
収益が減ったり、ゲーム人口が減るたびにサービス終了の危機が叫ばれましたが何事もなく数年以上続いてきただけにショックでした。
MMORPGと呼ばれるジャンルのゲームだったので、特にサービス終了の波には逆らえなかったようです。
ブラウザゲームや携帯電話で出来るゲームですら危うい状況だったのでどうにもなりません。
現を抜かすというより人生の一部になるくらいにのめり込んでいたので、終了後しばらくは魂が抜けてるような状態でした。
レトロなゲームだったのですが、それなりに執着する人も多く現在はエミュ鯖なるものすらあるという話です。
さすがに違法ゲームに手を出す気にはなりませんが、正式な復活があったら元の木阿弥で復帰してしまいそうで恐いです。

現を抜かすほどの趣味

世の中には色々な趣味を持つ人がいます。その数はスポーツ、音楽、読書など、細分化すれば数え切れないくらいあるでしょう。趣味が無いと感じる人は、何かしら趣味を見つけることをおすすめします。なぜなら趣味があると、それだけで人生が楽しくなるからです。特にバイトや仕事をしていると、仕事が終わったあとの趣味がより一層楽しみになることが多いです。仕事が終われば「家に帰って好きなドラマを見る」「休日に登山に出掛けたりする」といった趣味ができると考えて、バイトや仕事も頑張ろうという気持ちになれる人もいることでしょう。人間にとって趣味とはそのくらい大事なものと言えるのではありませんか。
もしも無趣味であると、あまり体を動かさなくなってしまって身体的な病気になってしまったり、あるいは精神的な病気にかかる恐れがあります。こういった病気を予防するためにも、趣味はあった方が良いです。かといって無理やり趣味をつくるのは大変なので、まずは色んなことに挑戦してみて、自分にあった趣味を見つけるのが良いのではないでしょうか。特に現を抜かすほど好きな趣味が見つかると、人生は更に楽しいものになります。ですが趣味に没頭しすぎて、たまにご飯を食べ忘れてしまうという人も見かけますので、そういった生物的な営みは忘れないようにお気を付けください。