油断大敵

【漢字】油断大敵
【読み】ゆだんたいてき
【意味】気を緩めると思わぬ災難を招くことになる。
【例文1】ダイエットが順調に進んでいるが、油断大敵。
【例文2】日傘を差さないと紫外線は油断大敵。
【例文3】元運動部だからと言うのは油断大敵。

油断大敵をテーマにした記事

プロスポーツの不文律から学ぶ「油断大敵」

プロスポーツにおいて「不文律」という目に見えないルールが存在することをご存じでしょうか。例えばプロ野球で点差が離れた場面では、盗塁やセーフティバントをしてはいけない、卓球では卓球台の端に当たって点を獲得した場合、手を挙げて相手を気遣うなど各スポーツによって不文律は様々なのです。
特に点差が離れる場面ではそれは顕著に出てきます。プロ野球で大差で勝っているチームが盗塁をした腹いせに、盗塁を決めた選手に死球を当てて警告試合になった試合を最近目にしました。
しかし、この不文律について疑問を持つ方も多いようですね。記録が掛かった選手が不文律によって記録が達成できなかったり、大量得点で勝っていても、まだ逆転の可能性だってゼロではありませんよ。
プロの世界は油断大敵なはずで、不文律に依存して油断が生まれたチームが逆転負けを喫した試合を見たことがあります。最後まで何が起きるか分からないのがスポーツの面白さであり怖さです。それを不文律が否定してしまっているような気がするのです。
もちろんスポーツマンシップは大切で、正々堂々と戦うことは大切となります。しかし不文律があるから守られるスポーツマンシップに意味があるのか疑問に感じます。

慣れているから大丈夫だと思うことこそ油断大敵です

油断大敵。油断することが一番の大敵。語句の意味はなんとなく知っていました。だから心にしっかりと油断大敵という言葉を刻み、私は山に向かいました。私の趣味は登山で、今まで100回近く山に登ってきました。山の歩き方はそれなりに経験もありわかっているつもりでした。どんな山に登るときも足を置く一歩一歩に油断大敵という言葉を自分に言い聞かせて気をつけていました。今回登った山ははじめての山でまだ雪の残る山。事前にネットでルートなどの情報収集をすませました。その中に、“間違った足跡がついているので下山のときはその足跡を追わないように気をつけてください。正しい足跡は向かって大きく右方向についています。”という情報がありそのときは下山のときに気をつけようという思いでいっぱいでした。山頂に到着していざ下山を開始すると、慣れた足運びでスピードがどんどん出て快調に下ることができました。足跡を見失うことなく速いペースで下れていた私は調子に乗り足跡を疑うことなく進み続けました。しかし、気がつくと先の足跡が消えて、回りにも無数の足跡はあるもののはっきりした足跡がないことに気付きました。戻ろうとしましたが戻る方向にもたくさんの足跡がありどこへ行けばいいのかわからなくなりプチ遭難をしてしまいました。まさか自分が・・という焦る思いと、事前の情報収集のときに間違った足跡があることを認識していたのだからゆっくり足跡を確認しながら下るべきだったと後悔しました。自分の経験や慣れに過信した、まさに油断大敵な思い出でした。