不承不承

【漢字】不承不承
【読み】ふしょうぶしょう
【意味】嫌々ながらも承知する。
【例文1】不承不承ながらも仕事を引き受ける。
【例文2】不承不承ながら義母の頼みを引き受ける。
【例文3】不承不承ながらお使いに行く。

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不承不承で紡ぐ日常

大きな声では決して言えませんが、私の日常生活の大半は不承不承行われていると感じています。情けない話ですし、どこか具合でも悪いのではないかと勘ぐられると困るので、表面的には溌剌と見せるようにしていますが…。
一言で言うと、病的なまでに面倒くさがりということです。
まず、仕事。不承不承ですねぇ。私にとって仕事は生活費をいただくための行為です。好きなことを仕事にしてお金を稼げている人、本当に尊敬します。
家事のあれこれも不承不承です。最たるものは掃除です。極度の面倒くさがりに起因していることは自覚していますから、それを取り払う工夫、例えばサッと掃除機がかけられるよう床に物を置かないことなどしていますが、やはり取り掛かる時は毎度、不承不承なんですよね。
そして、これは実に最低で、何様的な話になりますが、人付き合いも不承不承な場合があるのです。仕事関係の付き合いにおいてはこの気持ちに共感してもらえるかもしれませんが、私は私的な交際の場面でも不承不承という感情に見舞われることが少なくないのです。約束しているけどキャンセルして好きに過ごしたいな…(昔は本当にドタキャンもよくしていました!)、そんなにあの人に会いたくないな…なんて。
うーん。やはり情けない性分ですね。

家事の中で不承不承やっていること

不承不承、耳が痛い言葉です。いやいやながら、不本意ですがやりますみたいなことですね。考えてみると一日の自分の生活の中でも不承不承やっていることばかりな気がします。朝目覚めて起きるときからもういやいやモードに入っています。子どもの頃はその日一日どんな楽しことが起きるのだろう!という期待に満ちあふれた朝を迎えていました。元気よく目覚めていたと思います。しかし40代に突入してからというもの、目覚めて朝一番に考えることは大抵マイナスのことです。家のこと、仕事のこと嫌だなーと思いながらやっとの思いで不承不承起き上がります。
私は家事全般は嫌いではありません。むしろ掃除なんかはきれいにし始めると楽しくなってとことんやってしまいます。掃除することがストレス発散みたいなところもあります。掃除を始める前は本当に不承不承なんです。でもひとたび体を動かすとなんかスイッチが入って楽しく感じるのです。
でもいくらスイッチが入っても嫌いな作業もあります。不承不承やる作業の第一位が食後の後片付けです。食事を作るのは好きなのですが片付けだけは面倒で好きになれません。だって非生産的な作業ですから。片付けって何も生み出さないですからね。いつか食後の後片付けの中にやりがいを見出したいと思います。