野に下る

【漢字】野に下る
【読み】やにくだる
【意味】官僚を離れて民間の生活に入る。
【例文1】不祥事発覚で辞職し野に下る。
【例文2】組織に不満を感じて地位を捨て野に下る。
【例文3】役員を追放されて野に下る。

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野に下ることは大変なのか

「野に下る」は、政府の官僚などの地位のある人間が民間で生活するよう(民間人)になる意味があります。
この言葉は生活の格が落ちることを指す意味もあるのでしょうか。下るとは生活の質が下がることを連想しますね。「野」とは民間人の意味があるそうですが、地位の高い人間が民間人を馬鹿にしているようにも私は聞こえてきます。
官僚などが現在の役職などに不服で、自ら仕事を辞めるなどして民間人になる意味でも通じるらしく、悪いイメージだけでなく強い意志を貫くイメージもあります。どちらにしろ、現代では政治を生業にする方でも使用する方を見たことがありません。
地位を捨てることは勇気がいりますよね。現代でも天下りや不祥事を起こしても誤魔化しながら職務を続ける政治家もいます。そのような方に「一度野に下がることを考えてみては如何でしょう」と言えばどう反応するかが気になります。
もっとしっかり政治を行うためにも、民間人の生活を知ることが必要です。幼い頃から地位が高い方が、貧困に悩む方の気持ちを理解するのは難しいと思います。ですから一度野に下がって勉強するシステムができれば、政治家たちの気持ちは変わるのでしょうか。しっかりと政治活動をしてほしいですね。