拍車を掛ける

【漢字】拍車を掛ける
【読み】はくしゃをかける
【意味】物事の進みに勢いをつける。
【例文1】物価の高騰に拍車を掛ける。
【例文2】準決勝もこの勢いで拍車を掛ける。
【例文3】悪天候による不作で物価上昇に拍車を掛ける。

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停滞したら拍車を掛けるようにして取り戻す

もしも受験生であれば、勉強が思うように進まなくなってしまうこともあると思います。けれどどうすればその状況を打破できるのか、悩んでしまう人も多いでしょう。これは受験生に限らず、受験生ではない学生でも、あるいは社会人でも同様のことが起こりえるのではありませんか。

このように物事が停滞してしまったときに大事なのは、自分以外の存在によって、自分自身に拍車を掛けることです。しかしそうは言っても、実際にどうすれば自分自身に拍車を掛けられるのでしょうか。まずは『停滞している原因』を考えることが大切です。

たとえば受験生の例を使うと、勉強が停滞している理由が『どんなに自分で考えても解けない問題がある』場合であれば、その科目の先生に質問するのが最善でしょう。ですが停滞の理由が『なんとなくやる気が起きない』というものなら、自分よりも必死に勉強している友人の姿を見て、自分も頑張らなければならないというやる気を起こすことが良いと考えられます。つまり原因によって対処法は変わるということです。

どんな物事でも、ときには滞ってしまうことはあります。いずれは進みだすかもしれませんが、それでは手遅れの場合もありますよね。そんなときはまず『停滞の原因は何か』を考えて、遅れた分を取り戻すように自分自身に拍車を掛け、停滞している状況を打破するのが良いのではないでしょうか。

拍車を掛ける

物事の進行を早めること。ところで拍車とは何でしょうか。乗馬をするとき、靴のカカトに装着するもの。小さな歯車がついており、これで馬の腹を刺激することで合図をおくるそうです。見た目は痛そうですが、あくまでも合図をおくる補助具です。

ただ、いくら痛くないと言っても力任せに馬を蹴れば痛いです。かと言って刺激が弱すぎても、うまく命令が伝わりません。適度な力加減が必要になってきます。それを馬に乗りながらするのですから、ものすごく神経を使う仕事でしょうね。

馬は乗っている人を信じます。命令を信用して歩いてくれます。命がけですよね。もし間違った命令を出してしまえば、命を落としてしまうかも知れません。誰かを怪我させてしまうかも知れません。

拍車にも様々な種類があり、刺激の強さも違います。最初は弱い刺激のものから使用して、反応が無いようなら徐々に強い拍車に変えていきます。馬が可哀相かも知れませんが、きちんと人間がコントロールしないと犠牲になるのは馬ですからね。

事故が起きてから、ちゃんと躾をしておけば良かったなんて後悔しても遅いんです。命を守るためなら、多少の痛みは必要です。それこそが動物をあつかう資格であり、何より深い愛情です。