粒粒辛苦

【漢字】粒粒辛苦
【読み】りゅうりゅうしんく
【意味】米の一粒一粒は、農民の苦労と努力の結果が実ったものである。コツコツ努力と苦労を重ねることが大事という教え。
【例文1】粒粒辛苦で採れた家庭菜園料理を味わう。
【例文2】粒粒辛苦しながら改良を重ねてようやく完熟した。
【例文3】粒粒辛苦で獲れたお米を残さずいただく。

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農家の人が粒粒辛苦しながら作る米の大切さを改めて教えられました

私がまだ夫と結婚する前の話なのですが、夫が一人暮らしする部屋に遊びに行き二人でご飯を食べる機会があり、そのときに夫から「米粒残すな!」と叱られたことがあったのです。
私の中では残さずキレイに食べたつもりだったのですが、夫に言われ良く見てみると、確かに二つほど米粒が茶碗に残っていました。
それまでそんなの声を荒げる夫ではなかったので、ビックリしてしまいましたが、確かに大事なことですよね。
子どものころにも、親や担任の先生などに食べ物の大切さを教わり、農家の人がどれだけ粒粒辛苦しながら米をつくっているのかを分かっていたつもりだったのですが、恥ずかしながら大人になるにつれて忘れかけていたのかもしれません。
夫の両親は戦争中に生まれているため、「食べ物を大切にしなくてはならない」といった気持ちが強く、私よりも食べ物に対して厳しく躾けられたのと、いつも米を親戚からいただいているということで、余計に米粒を残す行為が許せなかったのだと思います。
そんな夫と結婚して三年になりますが、毎日米粒を残さず食べるのはもちろんのこと、おにぎりやチャーハンを作るときなど、米粒があちこちに散らばってしまう場合にも必死に米を拾って食べながら料理しています(笑)。